チームPLUS 1

店主敬白

11.あれっ?弱ったなぁ

さて、独立してバイク屋やろうと決めたものの何から準備したものか。必要な道具や設備は思い付くものの・・・。先ず「店」がいるよな。工場(こーば)はあれぐらいの広さで・・・どうせ店やるならお客様にゆっくりしてもらうスペースも欲しい。趣味性の高い商品扱うわけだから、お茶なんかも差し上げてゆっくりしてもらう。お客様へのサービスはやっぱり若い女性の方がいいよなぁ。お客さんが付いたらアルバイトも雇って、短めのスカートの制服なんかも着てもらったほうがいいな。うん。これは我ながら良いアイデアだ。あっ、店の場所が大切だよな。そこそこの通り沿いで、生活道路で、おっ、そうだ住まいに近いトコがいいよな。

 ここまで考えたトコで、カァちゃんが一言。「何か要るってアンタ、ぜぇ~んぶお金がかかるんよねー。資金が先でしょうに」と、やや冷たく。「幾ら用意出来て、自分がやりたい店の形態に幾らかかるか試算。その二つのギャップをどのように埋めるか。当然、用意出来る資金の方が少ないのは分かっているんだから、この点をしっかり考えて計画を進めるのが当たり前でしょうに。ったく」と、今度は目を鋭角なカドを持った三角形にしながら激励してくれる。後から訊いたトコによると、これは叱責していただいてたらしい。

 そうだ、資金だ。考えていなかったわけではないが、そうだ資金だ。資金だよなぁ。カァちゃんに「まぁここは一つ、タノムわ」と言ったら・・・返事がなかった。
資金に付いては当然第一に考えてはいました。まぁ、出来る範囲で始めりャいいんだ。くらいには。